柏崎の海をあとに、列車に揺られて途中下車した来迎寺駅。
そこで出会ったのは、松の梢を渡る風の音が名に宿る近代和風建築「松籟閣」でした。
和と洋が溶け合う静かな空間のなかで、極彩色とは違う、やさしい“青”の気配に触れたひとり旅の記録です。
来迎寺駅で見つけた、風の音が宿る邸宅
東京から電車で信越本線をたどり、青海川駅で海を見た後、柏崎で昼食をとり、そして、来迎寺駅で途中下車しました。
柏崎で美味しい海の定食をいただいたあと、 再び信越本線に乗り、次の目的地として考えていた宮内駅へ向かう途中。 ふと気になって途中下車したのが、来迎寺駅でした。
駅前の観光案内図を眺めると、「松籟閣」と「朝日酒造」の名が目に留まりました。
4つめの目的地へ行く時間も考えつつ、
まずはこの2つだけでも立ち寄ってみようと決めました。
松籟閣という、風の音が名に宿る建築
松籟閣は、昭和初期に朝日酒造の創業者・平澤與之助が建てた近代和風建築。
現在は国の重要文化財にも指定されています。
“松籟”とは、松の梢を吹き抜ける風の音を意味する言葉だそうです。
和と洋が溶け合う、静かな空間
伝統的な日本家屋の中に、アールデコ様式の丸窓やステンドグラスが調和し、
やわらかな光が静かに部屋を照らしていました。
和と洋が穏やかに交わるその空間は、
どこか懐かしく、そして新しい“青”の静けさを感じる場所。
色で主張する青ではなく、心の奥に静かに残る青の気配でした。
心に残る、松籟閣の風の音
粋な装飾が随所に散りばめられた松籟閣は、
建築やデザインに興味のある方にもぜひ訪れてほしい場所です。
松籟閣で聴いた風の音は、
旅を終えた今も、心の奥で静かに響き続けています。











訪問日:2025年6月7日(土)
往路:柏崎(信越本線)→来迎寺へ
青を探すひとり旅シリーズ(全4回)
第2回:柏崎で味わう海の定食と“青”の余韻はこちら

第4回:色の記憶をたどる摂田屋で見つけた“青”はこちら

第1回〜第4回の全記事は “青”を探すひとり旅シリーズ一覧 にまとめています。


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