【奥会津の小さな旅 Vol.4】風とともに走る絶景の旅 ― 只見線「風っこ号」でめぐる奥会津

東北

山あいに息づく人の暮らし、やさしく流れる時間。
奥会津で出会った景色や想いを、4つの小さな旅の物語にしました。

👉 🌿 会津をめぐる、心の記憶 ― 奥会津の旅シリーズ

〜窓を外した列車から、澄んだ風と緑の匂いが吹き抜けていく。
奥会津の雄大な自然を体いっぱいに感じる旅へ〜


只見線 ー ゆっくりと走る、心の風景列車

旅の最終日は、念願だった只見線の乗車。全国屈指の秘境路線として知られる只見線は、会津若松駅から新潟県の小出駅まで135.2kmを36駅で結ぶローカル線です。沿線には第一只見川橋梁をはじめ、只見川に架かる多くの橋梁が点在し、四季折々の自然と鉄道が織りなす美しい光景がファンを惹きつけてやみません。

今回乗車したのは、窓ガラスのない開放型の臨時列車「風っこ只見線満喫号」。会津若松を9時12分に出発し、只見駅までをゆったりと走ります。朝の空気は少しひんやりしていましたが、窓のない車両に吹き抜ける風が心地よく、まるで自然の中を駆け抜けているよう。

列車が第一只見川橋梁に差しかかると、車内から小さな歓声があがりました。只見川が鏡のように空を映し、橋梁を包むように霧がたなびく――まさに「夢のような絶景」です。写真を撮ろうと夢中になりながらも、気づけばただ見惚れてシャッターを切るのを忘れてしまうほど。

折り返しの只見駅では45分ほどの滞在。駅前を少し散歩しながら、今度はゆっくり降り立ってみたいなと思いました。窓のない列車から吹き抜ける風、川面に映る青い空、そして山あいの集落。奥会津の自然と人の暮らしがそっと交わる時間――この只見線の旅は、きっと忘れられない記憶になりそうです。

窓がないトロッコ列車で座席も木製
往路では人気がない船場
復路では乗船中の船から手を振ってくれる姿を見ることができた
只見駅前の神社
トンネルに入るとレトロチックな照明が点灯
停車時間が長かった会津川口駅前
往路では船場に人気がなかったけれど復路では船が出ていた
会津川口駅での停車時間中に購入したずんだ餅
停車時間が長かった会津宮下駅前
郡山に向かう磐越西線

※只見駅でお土産に購入したクリアファイルとおまけでもらった下敷きの画像

只見駅で購入したクリアファイルの表
只見駅で購入したクリアファイルの裏側
クリアファイル購入でもらったおまけの下敷きの片面
クリアファイル購入でもらったおまけの下書きの片面

訪問日:2025年10月4日(日)
往路:会津若松(只見線)→ 只見
復路:只見(只見線)→ 会津若松(磐越西線)→ 郡山(東北新幹線)→ 東京🗼

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