東京発ひとり旅|名古屋「徳川美術館」と徳川園へ。尾張徳川家の雛まつりと春の庭園散策

アートと文化

2024年4月初旬。
名古屋で開催中の「尾張徳川家の雛まつり」展示が最終日を迎えると聞き、東京からひとり旅で訪れました。初めての徳川美術館と徳川園。歴史の重みと春の華やかさが共存する空間で、静かに時の流れを感じる一日となりました。


尾張徳川家の雛まつりを見に、徳川美術館へ

名古屋を代表する名所「徳川美術館」では、毎年春に「尾張徳川家の雛まつり🎎」が開催されます。
訪れたのは展示最終日の4月3日。歴史ある雛人形の数々が並び、格式高く、そしてどこか家庭的なぬくもりも感じられる展示でした。

初めて訪れた徳川美術館は、建物も展示も堂々たるもので、“さすが徳川”と思わずにはいられません。
特に印象に残ったのは、戦国時代から江戸時代にかけての武具。関ヶ原の戦いで実際に使用されたと伝わる甲冑をはじめ、尾張徳川家に伝わる豪華な宝物の数々が展示されています。
金や朱、黒など色とりどりの甲冑が並ぶ姿は圧巻で、歴史の息吹を肌で感じるひとときでした。


徳川園を歩く。滝と池が織りなす日本庭園

美術館に隣接する「徳川園」もまた見ごたえのある日本庭園です。
園内には2つの滝があり、静寂の中にも生命の流れを感じるような優雅さがあります。
広々とした池と、石組みや橋の配置が美しく、訪れた人の心を静かに整えてくれます。

大空襲で大部分が焼失したものの、その後に再建された現在の庭園も見事なもの。
焼失前の姿は想像を絶するほど壮大だったのだろうと思わずにはいられません。
歩くほどに、日本庭園ならではの「余白の美」を感じる場所でした。


桜に迎えられる春の散策

訪れた日は春爛漫の季節。園内の桜が満開で、池や石橋を淡く彩っていました。
青空と桜、そして水面に映る庭園の姿があまりに美しく、思わず足を止めて眺めてしまうほど。
歴史と自然が穏やかに溶け合う、心癒される名古屋の春のひとり旅でした。


おわりに

徳川美術館で感じた歴史の重み、徳川園で味わった静けさと春の彩り。
どちらも「尾張徳川家」という名にふさわしい品格を備えていて、訪れて良かったと思える場所でした。
次は紅葉の季節に、またゆっくりと訪れてみたいです。

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