無言館が休館日で行程を組み直すことになった今回の旅。でも、その思わぬ変化が、上田の街での寄り道時間を生んでくれました。
別所温泉から上田駅へ戻り、足をのばして向かったのは上田城跡公園と眞田神社。桜まつり準備中の静かな城下町で、春の気配と真田氏の歴史に触れるひとときを過ごしました。
くるみ蕎麦の優しい甘さ、眞田神社で出会った傘みくじやねがい玉、そして街のあちこちに見かける六文銭──。そんな小さな発見を楽しむ、東京発ひとり旅の記録です。
上田城跡公園へ、桜まつり準備の春を歩く
別所温泉から戻ってきた午後、せっかくだからと上田城跡公園へ立ち寄りました。
城跡には桜まつりの準備が進んでいて、ソメイヨシノはまだ蕾。でも早咲きの桜や枝垂れ桜がやさしく風に揺れていて、春の始まりを静かに感じる景色でした。
途中で立ち寄ったお蕎麦屋さんでは、くるみ蕎麦とふきのとうの天ぷらをいただきました。(写真は完全に撮り忘れました…!)
信州らしい素朴な美味しさで、旅の途中の温かい一休みになりました。
眞田神社で「傘みくじ」と「ねがい玉」
上田城跡公園内にある眞田神社へ参拝。
ここでもカラフルな「傘みくじ」がありました。最近増えてきているのかな?、傘のおみくじ。
さらに、この神社には「ねがい玉」という珍しい授与品がありました。願い事を書いた玉を納め口へ入れ、出てきた玉を袋に入れて持ち帰るというものです。
※眞田神社HPより
「神輿の渡御で神輿の下をくぐり抜け、神様のご加護をいただくという習わしがあります。願いを込めた『ねがい玉』は、皆様の代わりに本殿の下を巡り神様の御力を蓄えて手元へ戻ります」
神社の時間を持ち帰れるような、不思議で心あたたまる体験でした。
旅のしめくくりは上田の味と六文銭
上田駅へ戻る途中、みすず飴本舗に寄り道。家に帰って食べたら、どこか懐かしいような優しい甘さでほっこりしました。
そして、今回の旅で何度も目にした真田氏の家紋「六文銭」。駅舎にも描かれていて、町全体が歴史の空気をまとっていました。
思わぬトラブルから始まった旅、それでも楽しかった
当初の目的地だった無言館が休館日で、急遽行程を変えることになった今回の旅。正直ガックリして出発しましたが──終わってみれば、それがなければ歩かなかった場所、出会わなかった景色に出会えた気がします。
またいつか、桜の満開の季節に訪れたいと思います🍃




















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