雨の日だからこそ美しい。志摩市のあじさい寺・大慈寺へ｜夫婦で歩く紫陽花参拝

しっとりと雨が降る6月、夫婦で三重県志摩市の「あじさい寺」大慈寺へ。
春にはてんれい桜で何度も訪れたお寺が、雨の季節には別の姿を見せてくれました。
傘を差しながら歩いた静かな紫陽花の境内で感じた、美しさと癒しの時間の記録です。

三重県志摩市｜雨の日の紫陽花に出会う夫婦旅 ― 大慈寺「あじさい寺」へ

2025年6月、三重県志摩市にある法雨山大慈寺を夫婦で訪れました。
春の「てんれい桜」で何度か足を運んだことのあるお気に入りのお寺ですが、紫陽花が美しい「あじさい寺」としても知られていると聞き、ずっと行きたいと思っていた場所です。

この日はあいにくの雨。
「傘をさしながらの参拝だし、誰もいないだろう」と思っていましたが、さすが紫陽花の名所。雨の中でも次々と人が訪れていました。

境内には色とりどりの紫陽花が咲き、やわらかい雨粒が花に落ちていく情景に心がほどけていくようでした。
さらに山側へと進むと、紫陽花が一帯を埋め尽くすように咲く圧巻の光景が広がっていましたが、その美しさは写真に全部収まりませんでした。

青やピンク、薄紫の紫陽花に加え、珍しい品種も多く並び、まさに“あじさい寺”と呼ばれる所以を実感。
春の桜とはまた違った魅力を見せてくれる大慈寺に、改めて心惹かれた時間でした。

雨の日だからこそ、紫陽花がいっそう美しく見える。
そんなことを実感した、しっとりとした夫婦旅になりました。