光に包まれる幻想の世界へ ― 三河工芸ガラス美術館で出会った巨大万華鏡

アートと文化

光と鏡がつくる異世界 ― 三河工芸ガラス美術館 ―

愛知県西尾市にある三河工芸ガラス美術館。
西尾駅からバスに乗ると、美術館前の停留所(富山北)で下車。
住宅街の中にありながら、方向音痴の私でも迷うことなくたどり着けました。

ここは、巨大万華鏡で知られる体験型のミュージアム。
2000年にギネス認定された世界最大(当時)の万華鏡「スフィア」をはじめ、
独創的なガラスアートが空間いっぱいに広がっています。


光に包まれるアートの世界

一歩足を踏み入れると、そこはきらめく光に満ちた幻想の空間。
鏡の中で果てしなく続く光のオブジェ、
まるでガラスの妖精たちが舞うように私を包み込みます。

「見る」だけではなく、「体感する」ことができるのがこの美術館の魅力。
全面鏡張りの彫刻鏡の部屋「四季」では、
自分がアートの一部になったような不思議な感覚に包まれました。


万華鏡の中のもうひとつの自分

巨大万華鏡「スフィア」の中に入ると、
無数の光が反射し、どこまでも続くような輝きの世界が広がります。
1人で訪れたため、そこに立つ自分の姿を写真には残せなかったけれど、
その美しい空間の中で、時間が止まったように感じました。

また、館内には実際に手に取って覗ける万華鏡がずらり。
色とりどりの世界を自分の手で回すたび、
子どものころに戻ったようなワクワク感がこみ上げてきます。


光とガラスが奏でる静かな魔法

展示室を歩いていると、
「これも本当にガラスなの?」と思うほど繊細で芸術的な作品も。
酷暑の中で訪れたのに、
涼やかな光の中で過ごす時間は、まるで夢のようでした。

見る人を包み込み、心まで透き通らせる――
三河工芸ガラス美術館は、そんな不思議な力を持つ美術館でした。

訪問日:2025年7月29日(火)
往路:東京🗼(東海道新幹線🚄)→ 名古屋(名鉄名古屋本線急行)
→ 西尾 (六万石くるりんバス※4寺津矢田線🚌)→ 富山北 → 目の前が美術館
※復路も同じルートです。

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