2023年に訪れた三重県・大紀町の頭之宮四方神社を、2026年3月に再び訪れました。
日本で唯一あたまの守護神として知られ、受験や資格試験の合格祈願、学業成就、厄除けに御利益がある神社です。
再訪して印象的だったのは、境内に並ぶ数多くの絵馬と、静かな自然の中に流れる澄んだ空気。
駐車場の分かりやすさや御神木、御滝など、あらためて感じた見どころも含めてご紹介します。
日本で唯一の「あたまの守護神」
三重県大紀町にある頭之宮四方神社(こうべのみやよもうじんじゃ)は、日本で唯一のあたまの守護神として知られています。社名に「頭」が付く神社は全国でもここだけです。
あたまの宮さんと呼ばれ親しまれ、知恵の大神として、受験や就職、資格試験、経営など、首から上に関わる御利益があるといわれています。
四方八方に広がる御神徳
社名の四方(よもう)には、四方八方へ御神徳が広がるという意味が込められており、八方除け・方位除け・厄除けの神様としても信仰を集めています。
境内は深い緑に包まれ、木々の間を抜ける風や鳥のさえずりが心地よく、静かに過ごすだけで心が整うような空気が流れていました。
“考える”に通じる神蛙(かんがえる)
頭之水(こうべのみず)と呼ばれる御神水が湧き出る場所があり、大きなカエルの石像の口から水が流れています。
このことから、頭之宮四方神社ならではの存在として神蛙(かんがえる)と呼ばれています。
“考える”に通じるご神水は、参拝者が手を清めたり、手を合わせて心を整える場所として親しまれており、この水は自由に汲み取ることもできるそうです。
澄んだ水の流れに触れると、不思議と頭も心もすっきりしていくような感覚がありました。
なでて願う頭之石(こうべのいし)
大きなカエルの石像の近くには、通称おかしらさんと呼ばれる頭之石(こうべのいし)があります。
自分の体の悪い部分の回復を念じて頭之石を撫でることで、石からパワーをいただき、良くなるとの言い伝えがあるそうです。
私もそっと撫でてみましたが、多くの人が触れているからか石はとてもツルツルとしていました。
合格祈願の想いが並ぶ絵馬
今回あらためて境内を歩いてみて印象的だったのは、合格祈願の絵馬の多さでした。
ひとつひとつの絵馬にはびっしりと文字が書かれ、願いの強さが伝わってきます。
この神社の絵馬には絵が描かれておらず無地絵馬と呼ばれ、無地絵馬発祥の地ともいわれているそうです。
お礼参りと思われる言葉も多く見られ、ここが多くの人の節目に寄り添っている神社であることを実感しました。
まっすぐに伸びる御神木の杉
手水舎の先には、樹齢300年から400年といわれる御神木の杉が立っています。
まっ“す”ぐな“木”で「すぎ」ともいわれるこの杉は、まっすぐ正直な心で日常を過ごすことを忘れないようにと、その姿で諭してくれている存在として大切にされています。
鳥居越しに拝む御滝
境内では、唐子川に流れ落ちる御滝(おたき)を、鳥居越しに望むことができます。
水の流れる音が静かに響き、神聖な空気がより一層感じられる場所でした。
駐車場とアクセスのポイント
駐車場は神社の南側に2箇所、北側に1箇所の計3箇所あり、大きな案内看板も出ているため、初めてでも迷うことはありませんでした。
橋を渡ってすぐの駐車場にはトイレも整備されており、安心して参拝することができます。
公共交通機関で訪れる場合は、JR大内山駅から徒歩約10分です。
自然の中に佇む癒しの神域
神社の周囲は森と清流に囲まれ、マイナスイオンをたっぷりと感じられる空間が広がっています。
深呼吸するたびに心のざわめきが静まり、日常から少し離れて自分と向き合えるような時間が流れていました。
参拝を終え車を走らせていると、坂道沿いに河津桜が見頃を迎えていました。
場所の名は分からないけれど、柔らかなピンク色の花々が春の訪れをそっと告げてくれるようでした。
今回の再訪でも、南伊勢町で少し道に迷ってしまいました。
そんな中、遠くからでも目を引く大きな白い木蓮の木が見え、あまりにも立派だったので近くまで行ってみることに。
見上げていると、近所の方が「こんなに立派な木蓮はなかなか見られないよ」と声をかけてくださいました。
さらに少し先には、ピンクと白のこぶしの木があり、ちょうど見頃を迎えていることも教えていただきました。
思いがけず出会った、今まで見たことのないような美しい花景色。
再訪だからこそ出会えたこの瞬間に、心から感謝したくなるひとときでした。
参拝後に立ち寄った大内山ミルク村
今回の再訪では、帰り道に道路沿いで見かけた大内山牛乳の直営店と思われる「大内山ミルク村」に立ち寄りました。
三連休の初日ということもあり、店内は家族連れでにぎわっていました。
ソフトクリームのほか、パンやケーキといった食品、大内山牛乳のオリジナルTシャツや牛のぬいぐるみなども並んでいます。
参拝後の余韻をそのままに、濃厚なソフトクリームを味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
まとめ|頭と心を整える静かな神社
頭之宮四方神社は、合格祈願や厄除けだけでなく、心を整えたいときにも訪れたくなる神社でした。
静かな自然に包まれたこの場所で過ごした時間は、日常の中で忘れがちな感覚をそっと思い出させてくれるようです。






























初回訪問時:2023年2月26日
再訪時:2026年3月20日
📖 三重で訪れた神社と静かな時間
三重・伊勢の地には、静けさの中でゆっくりと向き合える神社や、自然とともにある神域が点在しています。
これまでの旅で出会った、祈りと静けさに包まれた場所の記録も、よろしければご覧ください。
・伊勢のもうひとつの別宮・伊雑宮を歩く旅
・森に抱かれた別宮・瀧原宮で過ごした静かな時間
・天の岩戸と樹齢400年の大島桜に出会った記録


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